昨日、色々と写真を撮ってくれていた方から昨夜の写真がLINEで送られてきました。
今更ながら便利な世の中になりましたよね。
昔ならフィルムを現像してプリントしたものを
差し上げるにしても会ってお渡しするか、
誰かに託けるか、郵送するかでした。
それが今は、スマホやPCで、指先を少し動かせば写真が相手に送られて行くような便利な時代になりました。
祝賀会を開いていただいたお礼に、
我が家からは出席の皆様に内祝いをお渡ししました。
1つはペアのマグカップ。
お茶のお稽古仲間で、京都で作陶している作家さんに作っていただきました。
カップの底裏に、夫の名前と、還暦記念と朱色の文字が入っています。
カップのデザイン、色合い、
重さ、どれくらいの量が入るか、
全てを打ち合わせさせて頂き、
見本を何度か焼いて見せていただいて
仕上げてもらったカップです。
カップに添えて、洲浜という和菓子も。
京都で270年(360年の誤りです・汗)、洲浜という和菓子を作り続けてきた植村義次という菓子司があって、
そのご当主が高齢と、後継者がないことを理由に、潔くお店を閉められ、3年ほど。
植村の洲浜が食べられなくなったことを残念がる方も少なくなくいらっしゃいました。
私が指導していただいている茶道の家元教授の2番目のお嬢さん、
理系の大学に在学中から植村さんに弟子入りし、
これなら、と師匠から、植村直伝を名乗ることを許されて、植村義次さんの店舗を居抜きで引き継がれ昨年の秋から、
カフェを併設した『すはま屋』として新規開店されました。
新聞や、いくつかの雑誌にも取り上げられてご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
その洲浜を、カップに添えて皆様にお渡しさせてもらいました。
昨夜は本当に機嫌の良い夫の姿を見て、
私もとても幸せな時間を過ごす事ができ、
これまでの夫の歩みに、
改めて思いを寄せた夜でした。