こと子の日々の暮らし方

夫婦と猫3匹との平凡な暮らしを日記代わりに綴っています

バラシーズン到来 と、ちょっとあきれた夫の言動

この2.3日で庭のバラたちが一気に咲き始めました。

昨年はバラの花の盛りにまるで梅雨が一か月早くやって来たような雨の日が続いて

せっかくの花が傷んですごく残念だったのですが

今年は気候に恵まれてここまで順調に来ています。

 

大好きな、優しい黄色いバラ エリナ

花びらの形が面白いシェエラザード千一夜物語に出て来る姫の名ですね。

 

バーガンディアイスバーグ

 

こちらは白 アイスバーグ フロリバンダの最高傑作と言われているバラです。

 

エミリアン・ギョ―

 

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うらら



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フランシス デュブリュイ


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スーリール・ドゥ・モナリザ

 

ところで‼

 

今夜、お風呂から出てきた夫が

「お風呂の戸、なんか上についてる部品が割れて戸を閉めた時に【カチッ】ってなる音がしなくなったよ、一応、戸は閉まるけどね」

と言いました。

 

あら、まぁ 修理お願いしないとね、と言いつつ、夫と入れ替わりにお風呂に入った私。

 

我が家のお風呂の扉は中に折れるタイプの折戸です。

で、毎日お風呂掃除をしている私は当然ながら夫よりもお風呂の折戸の構造には詳しい。

 

確かに、お風呂の折戸が「カチッ」と鳴って固定されなくなっています。

ふと見ると、戸の下部分の扉の開閉の強弱を調整する部分のねじが取れてなくなっています。

(夫は上についてる部品と言ったけど上の部品はちゃんとついてる、下のねじが無くなってる)と、お風呂場のそば、洗面所に置いてあるゴミ箱をのぞいてみると

扉の開閉の強弱を調整するラッチのねじと部品がコロンと捨ててありました。

(一昨日がごみの日で洗面所のゴミ箱が空っぽだったのが幸いでした。)

 

すぐに部品を拾って取り付けたら、ちゃんと「カチッ」と鳴って扉が固定されるようになりましたよ。だって、部品壊れてなんかいないんですもの。

 

お風呂から出て夫に

「お風呂の扉治ったわよ、扉上の部品は壊れたりしてなかったし、下のラッチがねじが緩んで取れてただけでした。ゴミ箱から拾って直しておきました」と

感情をこめずに報告しました。

 

「えっ⁈そうなの⁈」

「君、何でも知ってるんだねぇ、尊敬するわ」

なんかバカにされた気分でした。

 

お風呂の入り口の扉下のサッシのレール部分を掃除する時、折戸って思ったよりも簡単に外すことができるんです。

クローゼットの折戸なんかも簡単に取り外すことができますよね。

でも我が家の夫はそういうことに全く興味が無くて、ゆえに

そういう方面では全く使えません。

 

はぁ~ DIYに強い旦那様がいるお宅が羨ましい……

 

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遠山灰を作る ~ 花月のお稽古

月に一度の奥の点前の研究会の日でした。

いつもは午後2時からの開始なのですが(午前中は同じ社中の別の会の方が研究会をされています)灰の型を作る稽古のお当番の時には朝から宗匠のお宅に伺って

午後の研究会が始まるまでの時間、灰を作る稽古をさせていただきます。

研究会のメンバーは15名ほど、

その中でお仕事の関係などで午後からしか参加できない方をのぞいて、

灰のお当番は年に一度くらいの頻度でまわってくるのですが

前回から1年近くたっているので気持ちは(また一から)という感じで

何となく肩に力が入ります。

 

灰の稽古をする日は洋服で出かけます。

約4時間近く前かがみの姿勢でいることになることと、気を付けていても灰をつけてしまいそうになるので、もちろんエプロンはしているのですが着物で出かける勇気と気力が付いてきません(^^;)

 

宗匠からのご指示、本日は織部土風炉に遠山の灰。

初体験です。

他流派のことはよく存じ上げないのですが私がお稽古している流派では

土風炉の灰には仕上げにうろこ灰を撒きます。

 

まず、風炉の中に五徳を置き、左右上下斜めすべてを水平に保つ作業からですが

ここが一番緊張します。

風炉の中に少し灰を撒き、お釜とのバランスを考えて小さな瓦を三か所積んである程度の目安をつけ五徳を置いてみます。

釜を乗せて水平器を縦横両の対角線斜めの置き、すべての方向で中心が水平に保たれているか見るのですが、この五徳の位置と高さを決める段階が一番緊張します。

ここをしっかり合わせておかないと後の作業、すなわち出来上がりがぐずぐずになってしまうわけですね。

何事も基礎が一番大事。

五徳の位置が決まったら出来上がりの姿を思いながら灰を入れて行きます。

 

遠山灰

火を入れて釜をかけておく風炉(ふろ)の五徳の向こう側に、灰を遠山の形に、二つ三つあるいは五つ盛ったもの。

豊臣秀吉が摂津(兵庫県)有馬の温泉に入湯した際、湯の山の様子を賞美して、千利休風炉の灰に写させたのに始まると伝えられている。

 

今回は大きな土風炉だったので山は三つ。

主爪のわずかに右に大の山、主爪から少し離れて左に中の山

右の爪の少し向こうに小の山、

手前側には峰美しく稜線を作ります。

 

まずはイメージした出来上がりに向けてどんどん灰を入れて行きます。

灰は点前のかわらけを入れる部分以外はふんわりと。

 

途中経過 大の山をもっと高くしないとだめですね。

ここから形を整えてきました。

遠山の形ができたらうろこ灰を作ります。

 

風炉に入れた灰は120番。

うろこ灰は150番の灰を乳鉢でもっと細かくすりつぶし

そこに水を噴霧して少しづつ練りながら具合を見て湿り方がちょうどよくなったら

乳鉢の縁に薄く薄く擦り付け、それを小さな灰匙でこそげ取って鯛のうろこのような形のものを作ります。

ここ、凄く根気がいるし疲れます……

 

作ったうろこ灰を撒いたところ。

撒くと言ってもそっと乗せる感じ、出ないとせっかく作ったうろこ状のかたまりが崩れてしまいます。

うろこ灰を作っては乗せ、作っては乗せ、しているうちに最初の頃にのせたうろこ灰が乾燥して色が白くなっていきます。

 

鶴首の波文の釜を乗せてみました。

 

ここまで4時間。

出来上がりを宗匠に見ていただき、「もっとここはこうして」「ここはよくできてますね」とご指導をいただきます。

 

「まぁ改善点はいくつかあるけど初めての遠山で4時間でここまで出来たら上々です」とやる気を繋ぐ感想をいただいてホッとしました。

 

昨日は端午の節句

下鴨神社では「競馬(くらべうま)」の神事がありました。

 

茶室に入ると床の掛け物は「競馬」と題した歌のお軸

主菓子は粽でした。

 

 

炭・濃茶と稽古してその後、参加者の中から5名で花月のお稽古をしました。

5服で一回り、のはずが、花が二度あたって月が当たらなかった方と

月が二度あたって花が当たらなかった方が出てしまって(^-^;

結局6服点てることになってしまいました。

宗匠からは

「相客に心せよ、ですよ」と利休七則の言葉が出てお稽古が終わりました。

 

朝から午後6時まで、ほぼ正座。

 

帰宅して夕食の支度をしていると、(あれ?太ももの前が痛い)

えぇ、もう筋肉痛が出てきたの⁉

 

お茶会のお運びなどで立ったり座ったりを繰り返した翌日に

足が筋肉痛になることは時々あったのですが(コロナ以来お茶会が(社中のこじんまりしたものをのぞいて)一度もなかったので足が筋肉痛なんて久しぶり。

 

運動不足ですよね…… 少しは運動しないといけないわ。

 

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シネマ歌舞伎『桜姫東文章』下の巻 を観てきました。

GWも折り返し。

昨日の夜のニュースでは高速道路の渋滞の様子を放映していました。

今年のGWは5月2日と6日をお休みにすれば10連休。

前半に遠出をし、後半は家でゆっくり、と言う方が多いのでしょうか。

 

4月に上の巻を鑑賞したシネマ歌舞伎の『桜姫東文章

その下の巻を観に行ってきました。

 

 

上の巻を鑑賞したのは平日でした。

さて今日は、と混雑を懸念していましたら予想に反して劇場内は半分以下くらいの席の埋まり具合。

今日は水曜日で誰でも1,200円で鑑賞できる日なのでシネコンの中には人が大勢いたのですが、シネマ歌舞伎はサービス料金には該当しないので一人2,200円

で、GW期間中のサービスデーと言うことでメインカスタマーの中高年の方は混雑を避け平日狙いなのかもしれません。

 

いやぁ、やっぱりねぇ溜息です。

悪い男を演じる仁左衛門さん、もう何とも言えない色気があって

型がきれいで、仕草の一つ一つが何とも素晴らしい。

仁左衛門さんはこの狂言では僧・清玄と悪党の釣鐘権助、それに

大団円に登場する管領役 と演じているのですが

映画の初めに玉三郎さんが

仁左衛門さんは舞台に出ていない時間も早変わりのお支度で息つく暇もない」とお話しされていました。

 

玉三郎さんも、公家の姫君としての品のあるおっとりとした風情と

恋焦がれる男の女房になり廓で客を取るようになってからの早口で気風のいい話し方の演じ分けが素晴らしく、

無事に敵を討って家宝の都鳥の巻物を取り返しお家の再興を果たす大団円での美しさと言ったら、もうただただうっとりするばかりでした。

 

仁左衛門さんと玉三郎さんの共演で、こんな通し狂言を演じられる機会は

もしかしたらもう叶わないかもしれません。

 

それにしても今から200年以上も前に鶴屋南北によって書かれたこの演目。

韓流ドラマも顔負けの、因果・愛憎 

人の世のことは何百年の時が流れていても所詮は同じことの繰り返し、と言うことでしょうか。

 

来月のシネマ歌舞伎は「女殺油地獄近松門左衛門が書き下ろした浄瑠璃です。

桜姫東文章よりもさらに100年ほど前に書かれた物語。

こちらは仁左衛門さんと息子の片岡 孝太郎さんの共演です。

以前に見たことがある作品なのですがもう一度観に行きたいと思っています。

 

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肌寒い五月 憲法記念日でした。

4月の、夏のような気温を経験した身には肌寒く感じられる今日は憲法記念日でした。

最近、祝祭日が増えたせいで昔に比べると「今日は〇〇日」という意識が薄れてしまっています(年のせいかも、ですね……)

 

庭に出て日差しの中にいると気持ちの良い五月晴れでしたけれど

中途半端に古くて広い和風建築の我が家。

家の中は今日は寒く感じました。

 

さて、そんな今日の庭の様子。

 

芍薬の花がひらき始めました。

 

支柱をして束ねてやらないと大きく広がって花の重みで項垂れてしまいそうです。

 

こちらはバラ、粉粧楼(フンショウロウ)

我が家のバラの中ではかなり昔からいるバラです。

中国名が付いたこのバラはオールドローズ

そして雨に当たると蕾がひらかず固まって枯れてしまう(ボーリング)という、

かなり厄介な手のかかる品種です。

とにかく雨に当たると絶望的に花がボーリングしてしまう、でも日の光を欲しがるバラなのでお天気の具合を見ながら鉢を移動させたりしてやらなければなりません。

 

花付きが良くて育てやすいゴールデンボーダー

たわわに房咲して開花が始まると見ごたえのある姿になります。

 

名前がわからない深紅のバラ

花束を頂いた中に入っていたものを差芽して育てました。

 

マーガレットやオステオスペルマムも満開で独特の香りがします。

今日の最高気温は20度

明日からはまた五月の気温が戻ってくると天気予報が言っています。

水やりが気がかりで長時間の留守ができない季節がやってきました。

 

 

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GW始まる 庭の様子は。

GWの初日、4月29日は夕方までかなり激しい雨が降っていました。

30日は気温はそう高くならなかったものの晴れ。

そして今日、5月1日は……

明け方から雨。

 

気圧の変化の影響を受けて、例によって明け方、頭痛で目覚めました。

ロキソニンを飲んで、もう一度ベッドにもぐりこんで、2時間、カーテンを閉めたまま

暗い部屋で横になっていたのですがちっとも治まる気配はなく

ODを気にしながらも再びロキソニン

2度目のロキソニンで少し楽になってようやく起き上がることができました。

 

お昼過ぎになって雨が上がったので庭の様子を見に出てみますと

 

 

碁盤の目の北の端の我が家もやっとバラが咲き始めました。

 

 

 

右側はクレマチスです。

 

ヒメウラシマソウ

なんだか変な宇宙人みたいにも見えますね。

 

咲ききれなくてひねたようになってしまっているアネモネ

 

芍薬の蕾もだいぶ大きくなってきました。

雨上がりで緑の葉が美しい紫蘭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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4月最後の日、花菖蒲の帯でお稽古に。

今週、月曜日、無事に退院した母。

2月4日に意識レベル低下、血圧 上が50を切り白血球20000越えで緊急入院したのですが、その際の母が入所していた施設の対応にどうしても疑問が残り、

病院とも相談させていただいて退院と同時に違う施設に移ることになりました。

 

新しく入所する施設との契約や入院前に暮らしていた施設からの荷物の搬出など

バタバタと過ごした数日が過ぎ、

母が少し新しい施設になれてきたような様子が見えたので(施設の職員さんがマメに連絡をくださいました)私の気持ちもやっと落ち着きました。

一応、事務的な用事も済んだのでしばらくは安心してお茶のお稽古に通えそうです。

と、言っても高齢な母、いつ何時、体調を崩したり転倒骨折をするかわからず気が抜けませんけれど。

 

この10日間ほどの身体的・精神的ストレスから解放されたくて今日はお稽古に伺いました。

 

4月最終日

炉のお稽古も最後です。

年に1ヶ月、4月だけの茶室の設え、釣り釜に旅箪笥も今日を最後にまた来年までお稽古できません。

 

昨日は嵐のような大雨が午後4時頃まで、その後、雨が上がったと思ったら

まるで台風の後のような強い風が吹いてとても寒かったです。

猫たちの圧に負けて床暖を入れました(^^;)

 

で、今朝。

やはりひんやり、少し肌寒い朝で、

数日前の気温なら単衣でも暑いかなと思っていたのに予想に反して袷でも大丈夫でした。

 

 

チョコレート色の縮緬小紋

飛び柄で兎と、舞う花びらと摺り疋田で雪輪が染められています。

季節的にあまりふさわしい色の着物ではないと思ったのですが

今日は是非ともあの帯を!と思った花菖蒲の帯に一番色目が合うのがこの着物でした。

 

帯は縮緬に手描きで花菖蒲の九寸名古屋。

大好きな帯です。

茶色と青緑(ターコイズブルーやペパーミントグリーンなど)は補色関係にあるので

今日の着物と帯の組み合わせは色×色、と言うことで考えるといい取り合わせになったように思います。

 

帯揚げはなにかと重宝している白のちりめん地に抹茶色の輪出し、梅の飛び絞りです。

この帯揚げ、購入する時にはちょっと思い切りのいる値札が付いていたのですが

思い切って買ってよかった一枚でした。

帯締めは赤紫の笹波組。

帯の花菖蒲の中の紫に添わせてみました。

 

道中の羽織もの

着物の色に合わせて明るいターコイズブルーの紋紗の道行きにしました。

この道行きも今の季節に重宝します。

 

 

久しぶりのお稽古は入古調(いれこしらべ)

濃茶の点前の中の一つ、

お道具のうち、茶碗・茶入・茶杓のいずれかに亭主にとって思い入れや由来、何か格別な由縁がある際に行われる点前です。

通常、お茶碗の中に組む茶筅と茶巾、茶杓をあらかじめ水指の上に準備し、

茶碗の中に点前帛紗を入れ、その上に茶入を乗せて運び込みます。

お客は席入りし、その設えを見て

(あぁ、この席は茶碗・茶入・茶杓のどれかに何か意味があるのだな)とわかるというわけです。

点前をしていく中で、茶碗の銘を訊ね、茶入 仕服 茶杓の拝見をしていくうちに

その特別な意味が見えてくる、というとても楽しく興味深く、また謂れを聞いて感動もする、お茶の醍醐味の片鱗が見える点前です。

 

この入古調は私がお稽古している流派の独自のものかもしれませんが

他流様でも同様の点前があるのかもしれません。

 

さて、明日から5月。

いよいよ風炉の季節が始まります。

『薫風自南来』

爽やかな初夏の訪れ、となってほしいものですが天気予報では明日は雨だそうです。

 

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母の引っ越し、再び。

5年前父が亡くなって以来、兵庫県姫路市の実家で昨年の6月まで独居生活を送っていた母。

自宅で暮らしたい、と介護関係の方々の手をお借りしながら頑張っていたのですが

昨年6月に「もう無理だわ、施設に入ります」と決心をして実家から歩いてすぐの介護付き有料老人ホームに入居しました。

 

実家から徒歩圏内のホームを選んだのは

・帰りたくなったらいつでも家に帰って少し気分転換したり近所の方とおしゃべりを楽しんだりしたい

・小学生時代からの同級生がそのホームに先に入所している

 

と言うのが主な理由だったのですが、

コロナの影響で母が望むように「時々家に戻って気分転換する」ことは叶わず、

しかもホームに入所してから転倒することが増えて足元が怪しくなりました。

 

何もしない、と言いつつも家で独居していると嫌でも動くことはあって

台所の冷蔵庫まで、とか、リビングから寝室まで、とか

案外歩いていたのでしょうね、

それがホームに入ったらワンルーム(と言っても母が入所したホームの個室はかなり広くてゆったりしていますが)にベッドやクローゼット、洗面やトイレが完備されているので歩く距離が減り、一日三度の食事はその都度お世話をしていただけるので食事時間になるとお部屋からダイニングルームまで歩くだけ。

食事の準備も後片付けの洗い物をする必要もありません。

 

割と元気だった母ですが、ホームに入居してから足腰が弱ってしまったようでした。

 

入所して2か月目に体調を崩し3か月入院

退院してホームに戻って2か月後には再び転倒骨折して3か月入院

 

結局、昨年の6月末に入所したホームで暮らしたのは4か月、入院生活6か月。

で、この度の入院もまもなく3か月を迎えることになり来週月曜日に退院することになりました。

 

実は、母が入所したホーム、悪いところではないのですが

色々、?と思うことが多く、この3か月の入院中、病院の担当医や相談員さんが

「何か困って事はないですか なんでも言ってくださいね」と言ってくださったので

入院のきっかけになった出来事(朝40度の熱があったのに病院へ連絡して救急車で搬送されたのは午後8時前だった)や、その他普段から疑問に思っていたことをお話しするとすごく親身に話を聞いてくださって、

色々な方法をアドバイスしてくださいました。

入所中の施設の施設長や相談員・ケアマネさんと今後のことをミーティングしてくださる、とか

退院後、別の施設に移ることを検討する、その場合の候補を数か所紹介してくれる、など

病院の担当医も相談員さんも本当に親切な対応をしてくれました。

母をこの病院にお願いしていてよかった、と心から思いました。

母は15年ほど前にパーキンソン病を発症し、家の近所の総合病院で診察を受けていたのですがその病院の担当医があまりにも事務的で話もろくに聞いてくれない、と言うことで、ネットでパーキンソン病を専門にしている先生がいる今の病院を見つけ、メールで相談すると「一度来院してください」と言う返事が来て、診てもらうようになった、と言う経緯でこの14年ほど今の病院にかかっています。

 

今月に入った頃に「そろそろ退院できそうですよ」ということで、

相談員さんからご提案頂いていたいくつかのプランの中から母が選んだのは

「別の施設に移る」

ということでした。

「あそこには帰りたくない」

一度死の淵まで行った母、私と同じように今回の入院の原因になった施設の対応に信頼できないものを感じているようでした。

 

病院から頂いたいくつかの施設のパンフレットの中から3か所ほど見学に行かせていただき、施設の雰囲気や担当の方とお話しした印象で一か所に絞り、入所の申し込みをしたところ、退院と同時に移れることになりました。

 

そんなわけで母の退院準備をしに明日はまた実家へ戻ります。

先週から実家へ戻るのはこれで3度目。

 

家を留守にして帰ってくるたび、庭の様子が変わっているのを見ると春を感じます。

 

 

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